第二次安倍内閣がスタートして以降、株価の上昇が進んでいます。
投資家だけでなく日本中から注目を集めているこの株価の動きですが、ニュースなどの情報に触れているとバブルというワードがよく出てきます。

ですがこのバブル、なんとなくわかっているようでいて、よくわかっていない人もいるのではないでしょうか。
実際にバブルを経験した人ならわかるでしょうが、そうでない人には余計にわかりにくいものかもしれません。

バブルは端的にいうと本来の価値以上に値段が付く状態のことをいいます。
たとえば何か商品があるとして、この商品を1万円で購入し2万円で売却したいと考える人、さらには2万円で購入し3万円で売却したいと考える人が殺到するような現状といえるでしょう。

株バブルという場合、先ほどの例が株で起こっていると解釈するといいのですが、2013年の5月現在、まだバブルとはいえないという話が出ています。
というのも、過去の大型相場はどのケースも4年ほどの期間が経過してピークを迎えていますし、株価も3倍ほど上昇しているからです。
その点、第二次安倍内閣がスタートしてまだそれほど期間が経過していないためバブルと呼ぶには時期尚早とする声があがっているというわけなのです。

株バブルといわれると、過去の大型相場の例のように4年ほどは大丈夫と思って投資に手を出したくなるかもしれませんが、バブルにならない可能性があることを忘れてはいけません。
もし景気が良くならなければバブルになる前に株価が下落するということが十分に考えられるのです。