ETFと呼ばれるものが投資信託にはあるのですが、これがどういうものかと言うと、証券取引所に上場していて、主に株価指数など代表される指標と連動している投資信託になります。

投資信託と一般的に言われているものは、業種などの株価の値動きを追うタイプの投資信託が多いのですが、ETFは上場している投資信託で、主に株価指数などに連動している投資信託です。

簡単にいえば、東証株価指数に連動するETFがあるとしたら、東証株価指数の値動きとほぼ同じ動きをするように、ファンドマネージャーは運用してくれるのです。100%、期待通りにとはいかないのですけれども、プロのファンドマネージャーでしたら、しっかりと運用していってくれるのです。

一般の投資信託とETFの値動きの違い

普通の投資信託は株のようにその瞬間で値段が変わるものではなく、「その日の値段」が決まっています。そして、買う注文を出すと、翌日の値段で買うことになります。なので、朝10時に注文を出しても昼の2時に注文を出しても買う値段は同じになります。

それに対してETFは上場しているため、株のようにその瞬間の時価で売買されます。朝10時に1万円だったETFが11時には9800円や10200円のように値段が変わっているかもしれません。このように通常の投資信託とETFには値段の変動の違いもあります。

このETFの他にも、REITというものもあります。上場している投資信託「ETF」と「REIT」とは、どのような違いがあるのでしょうか。

「ETF」と「REIT」はどのような違いがあるの?

ETFが、株価指数などの値動きを参照することに対して、REITは、不動産投資になっている投資信託なのが大きな違いです。

REITのファンドマネージャーは、資金を集めて、複数の優良物件に投資をし、しかも市場に上場されているのが特徴です。市場に上場している株式や債券と同様にして、日々その値段は変動していきます。

そしてこれを担当しているファンドマネージャーは、不動産運用のプロであって、しっかりと不動産の所得や管理、運営を行ってくれますし、利益も高く分配されるのがREITの良い所と言われています。

特に不動産投資をしたい、不動産に詳しい、という人は、REITに投資してみるとよいでしょう。