株主優待を受けるためには、株式を発行している企業が定めている「権利確定日」に株式を保有していることが絶対的な条件です。 実は権利確定日である日に株式を保有していれば良いため、株式を保有している期間がたったの1日だけであっても、 1年前から保有している方と同じ権利を持つことになります。

<株式の購入時について>

株式は買った瞬間から保有しているものとは見なされませんから、権利確定日に購入したとしても権利はまだありません。 名義の書き換えなどといった手続きに時間がかかるため、遅くとも権利確定日の3営業日より前には株式を買わなければなりません

たとえばある月の月末、31日が権利確定日であるとすると、28日までに買っておかなければなりません。 ここでもうひとつ注意しなければならない点は、土曜日や日曜日といった休業日が営業日としてカウントされないことです

つまり権利確定日から3日前までに土日をはさんでいる場合には、さらに2日をさかのぼった日までに購入する必要があります。 権利確定日企業ごとに決められているため、その時期はまちまちです。

大部分は決算日や中間決算日となっていて、年度末や月末である場合が多くなっています。 権利確定日が異なる株式をタイミング良く保有していれば、1年間を通じて何度もいろいろな会社から株主優待を受けるということも可能です。

優待を受けるために必要な株式数も企業によって違いますから、いろいろな要素を上手に組み合わせた投資をすることがポイントとなります。 株主優待で「得する生活」をするということも、できるかもしれません。

 

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