株主優待をもらうためには、株主優待を実施している企業の株式を所有していなければなりません。 そのほかにも、いくつかの条件や注意しなければならない点があります。
まず、株主優待には「権利確定日」というものがそれぞれの企業によって定められています。 その日に株式を所有していることが、条件となります。
権利確定日にされている1日だけの株主であっても、株主優待を受ける権利はあるのです。 しかしながら、人気銘柄ですと権利確定日が近づくにつれて値上がりするという可能性が高くなります。
厳密には権利確定日に株式を保有しているためには、「3営業日前の権利付最終売買日」までに購入しておかなければなりません。 株式を買ったその日にすぐ、保有しているという状態になるわけではないのです。
権利確定日の多くは、決算や中間決算の日になっています。 それぞれの企業によって異なりますが、3月末に集中しています。
＜株主優待をもらえる条件＞
所有している株式の数は一定以上でなければ、株主優待を受けることができません。 必要な株式の数は企業によって異なり、100株という場合もあれば1,000株であるという場合もあります。
そのために必要な資金についても、10万円以下から100万円以上になる場合もあります。 その点は、しっかりとチェックしておくことが必要です。
所有している株式の数によって優待のランクが決められていることも多いため「もっとも得をする買い方」「割の良い保有の仕方」をしたいところです。 優待の品物や優待券などが手元へ届くまでは諸々の手続きもあるため、3ヶ月ほどを要することが一般的です。
