2013年のIPOの状況を見てみると、非常に有名な企業や、実力のある企業が新規上場しています。
これはなぜかというと、一つは円安の流れがあると言えるでしょう。
円安になるということは、海外で商売をして海外の通貨を得た方が特になります。
海外に進出するために、ある程度まとまった資金を調達しようという企業が増えており、2013年のIPOは盛り上がっています。
例えば、代表的なものとしてサントリーの上場があります。
サントリーと言えば、これまで伝統的に株式を上場してこなかった企業です。
しかし、ここにきてその伝統を捨て、IPOという勝負に打って出ました。
海外進出するための資金源にするとサントリーは明言しており、名門飲料メーカーが勝負に出た年として記念すべき年だと言えます。
他にも、タマホームや買取王国、日本製紙、東急不動産ホールディングスなど、大手企業から新興の優良企業など色々な企業が上場しています。
ジャスダックの他にも、東証1部や東証2部への上場も多くあり、今年のIPOはすごいと言えるでしょう。
業種で見ても、不動産関連から銀行、製薬、IT、工業など色々な業種が新規上場しています。
あらゆる業界がIPOを行って、資金調達し、海外進出や設備投資を行おうとしていることが解ります。
この傾向は、アベノミクスが効果を発揮している間はある程度続くと考えられます。
消費税の増税などと合わせて、複雑な様相も示しているので、参戦するには面白い時期だと言えるでしょう。